エルメスクリッパーCL4.220水入り修理例

エルメスクリッパーCL4.220修理前

ガラスの内側に水滴が出るとの事でお持ち込みくださいました。
検査の結果、防水性が低下しているところにスペック以上の水圧を受けて湿気が混入して
おりました。
生活防水(3気圧)レベルですと蛇口の水が勢いよく掛かった程度でも発生する事象です。

修理の選択肢としては「オーバーホール+回路交換」か「ムーブメント一式交換」となりますが
水入りの場合は確実なムーブメント一式交換をお薦めしております。

防水性の低下は竜頭パッキンのヘタりも影響していたため、裏蓋パッキンと竜頭交換も
行いました。このモデルの竜頭パッキンは埋め込み型なのでパッキンを単独で交換する
事ができません。メーカー以外ですと純正の竜頭は入手が困難なため、再使用される場合が
多いですが、防水機能が戻らないままですと再度水入りを起こす危険性があります。
竜頭パッキンの劣化は外観上から判断できないので見逃されがちですが、修理を依頼する
前に「防水性」についても確認されることをお薦めいたします。
今回の修理費用は33,000円(ムーブメント一式、電池、裏蓋パッキン、竜頭交換)でした。
作業には防水検査(開封前と修理後)、精度測定(+-月差)、消費電流値測定、ケースとブレスの
超音波洗浄が含まれております。