2020年リペアー大賞傑作選

昨年お引き受けした修理品の中から特に印象深く大復活を成し遂げたお品物のランキングを発表!
修理の難易度が高く部品の調達も困難でメーカーからも見放されてしまったアンティークの
コレクターズアイテムが中心となりましたが、4~50年前の製品を日常使用可能に復元出来るのは
機械式時計くらいではないでしょうか。

第一位
ロレックスオイスターパーペチュアルRef.6352/Cal.775
修理内容:オーバーホール・部品交換(風防/チューブ)・ベゼル新規作製・追加でSSブレス一式交換
掲載ページ
内外装修理とは別に付属の社外品のブレスをロレックス純正(78360)SSブレスに
交換85,000円(税別)した大修理となりましたが、見事に復活しました。

第二位
オメガスピードマスター125周年Ref.178.0002/ΩCal.1041
修理内容:オーバーホール・内装部品交換(多数)・外装部品交換(竜頭/時分針/ガスケットetc)
修理前の画像
オメガスピードマスター125周年178.0002修理前 オメガスピードマスター125周年Cal.1041修理前 オメガスピードマスター125周年交換用純正パーツ

修理後の画像
オメガスピードマスター125周年178.0002修理後 オメガスピードマスター125周年Cal.1041修理後

コレクターズアイテムながら別モデルの時分針が装着されていた
Ωスピードマスター125周年モデルを純正部品で修復した作品です。
内外装部品を多数交換したためオーバーホール代よりも交換部品代が
上回りましたが、国内外の部品ディーラーの協力も得てフルオリジナル
で完全復活しました。
総費用103,000円(税別)

第三位
ロレックスオイスターRef.6423/Cal.1210
修理内容:オーバーホール・部品交換(風防/チューブ/振り座ほか)・ベゼル新規作製
修理前の画像
ロレックスオイスター6423修理前 ロレックスオイスターCal.1210修理前

修理後の画像
ロレックスオイスター6423修理後 ロレックスオイスターCal.1210修理後

手巻きのロレックスオイスターで止まり症状といえば
真っ先にゼンマイ切れを疑いますが、ベゼルの欠損と
テンプの振り座が脱落していたことから、強い衝撃を
受けたものと推察されます。
脱落した振り座が無傷で見つかれば再使用できますが、
全分解しても内部からは発見されず新規取付を要し
ました。
総費用88,000円(税別)

修理のお問い合わせ、ご相談はLINEでも受け付けております。
時計にお詳しくない方でも画像をお送り下されば分かりやすくご説明
させて頂きます。お問い合わせやご相談は無料ですのでお気軽に
ご利用ください。
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ロレックスオイスター6423修理後