オメガ・スモールセコンドハーフローターのオーバーホール
分針の脱落とゼンマイ切れにより不動の状態です。
1950年の製造品で過去のメンテナンス歴も不明なことから、どこまで
現状回復できるか予測が難しいところです。
搭載されている機械はΩ342ハーフローター自動巻きです。
最初期型の自動巻き機構で巻上効率が劣るため、使用環境によりましては手巻き操作の
併用が必要となります。
この年代の製品になりますと部品の入手がネックになるため、受け付けない修理店も多く、
仮に引き受けてくれた場合でも社外部品での修理が中心になる事は確実です。
当社では可能な限り部品を調査してオリジナル(純正)での修復を目指します。
今回はゼンマイ、風防、竜頭の交換を要しましたが、ゼンマイと竜頭はオリジナルで
対応し、風防も部品番号から正確な径を割り出して相違ない物をご用意いたしました。
針と文字盤は経年劣化しておりますが、動作に支障が無ければそのまま再使用いたします。
「当時の風合いを残したい」、「針や文字盤を交換したくない」というリクエストや部品を
仕上げ直して再使用することはメーカー修理ではなしえません。
特にオールドモデルの修理でお悩みの方はお気軽にご相談下さいませ。
修理のお問い合わせ、ご相談はLINEでも受け付けております。
時計にお詳しくない方でも画像をお送り下されば分かりやすくご説明
させて頂きます。お問い合わせやご相談は無料ですのでお気軽に
ご利用ください。