ロレックスオイスターパーペチュアルデイトRef.15200のオーバーホール

突然動かなくなってしまったとの事でリピーター様からのご相談をお受けしました。
不動の原因はゼンマイ切れでしたが、前回のメンテナンスから10年経過してしまい
機械の油切れや部品の摩耗が進行しておりました。
少々使い過ぎてしまった感は否めませんが、出来る限り現状の部品を残存させて
修理することになりました。

竜頭のネジ溝が摩耗で削れてしまい交換必須の状態ですが、内装部品は幸いにもゼンマイ交換のみで済みそうです。
しかしながら裏蓋とミドルケースが噛み合う溝がサビて腐食しているので、防水性の低下が起きるかも知れません。
日本ロレックス社での修理ですとミドルケースや裏蓋の交換がマストになる案件かと思われます。

オーバーホール後の画像

ケースの腐食痕は裸眼でもはっきり判る状態ですが、穴埋めして10気圧防水は確保できました。
但し、防水性の持続期間が不明確なことと再び汚れが付着したまま放置しますとサビが再発することをお伝えして、定期メンテナンスを怠らないようにお願いいたしました。

時計の修理見積りと買取査定を無料で同時にご案内しております。
直すべきか売るべきか、時計の状態を踏まえて詳しくご説明いたします。
修理を選択された後でも買取へ変更できる当社独自のサービスもございます。
眠っている時計がありましたらお気軽にご相談下さいませ。