タグホイヤーカレラクロノグラフのオーバーホール

タグホイヤーカレラクロノグラフCV2A10のオーバーホール例

オーバーホール前の画像

タグホイヤーカレラクロノグラフCV2A10修理前 タグホイヤーカレラクロノグラフキャリバー16修理前

裏蓋のガラス面に金属片が付着しており出所を確か
めて見たところ、自動巻きローター受けの軸(ダボ)
が削れておりました。
下の画像の赤丸で囲んだ部位を見ると左側に偏って
いるのが確認できます。
ローター受けダボ減り ローター受けのダボ磨耗

自動巻き部品の下には金属片が溜まっておりました。
切替車の金属片 

普段からワインディングマシーン(自動巻き器)を
使われていたそうで、これによる影響は明らかです。

オーバーホール後の画像

タグホイヤーカレラクロノグラフCV2A10修理後 タグホイヤーカレラクロノグラフキャリバー16オーバーホール後

キャリバー16のローター受けは表面仕上げが施され
た専用部品のため、ノーマルのローター受けから
ダボだけを外して移植しました。
多量の部品交換を伴う結果となりましたが社内修理で
対応できました。
ホイヤーは修理用部品の販売規制により入手できる
パーツに限りがございますので、重症化する前に
メンテナンスされる事をお薦めいたします。

総費用66,000円(税別)2年保証